中国、米とパンダ保護協定=近く2頭送る計画か 2024年02月22日 20時29分

動物園で遊ぶパンダ=1月7日、中国重慶(AFP時事)
動物園で遊ぶパンダ=1月7日、中国重慶(AFP時事)

 【北京時事】中国野生動物保護協会は22日、米国、スペインの動物園とそれぞれジャイアントパンダの保護に関する協力協定を締結したと発表した。中国の習近平国家主席は昨年11月、訪米時の演説で、親善の象徴である「パンダ外交」の継続を示唆していた。
 協定を結んだのは、米カリフォルニア州サンディエゴとスペインのマドリードにある動物園で、パンダの健康観察や調査を共同で行うとしている。米ワシントンの動物園とも協力交渉が進展中。中国外務省の毛寧副報道局長は22日、「パンダの保護に関する研究成果を広め、民間友好を促進させる」とコメントした。
 米国では近年、貸与期限を迎えたパンダが相次いで中国に返還され、現在残っているパンダも近く返還することになっている。米メディアの報道によると、中国側はサンディエゴの動物園にパンダ2頭を送ることを計画している。 

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