核物質密売で日本人起訴=ウランやプルトニウム―米当局 2024年02月22日 15時41分

米麻薬取締局(DEA)本部=2022年7月、バージニア州アーリントン(AFP時事)
米麻薬取締局(DEA)本部=2022年7月、バージニア州アーリントン(AFP時事)

 米司法当局は21日、プルトニウムなど核物質を密売しようとしたとして、「ヤクザ」組織のリーダーとされる日本国籍のエビサワ・タケシ被告(60)らを起訴したと発表した。被告らは2022年4月、地対空ミサイルを含む武器や麻薬の密売の罪でも起訴され、身柄を拘束されている。
 当局によると、エビサワ被告らは、イランの軍事関係者を装った米麻薬取締局(DEA)のおとり捜査官に核物質の密売を持ち掛けてきた。入手したサンプルを分析したところ、ウランのほか、一定量を生産すれば核兵器への転用が可能なプルトニウムが含まれていたという。 

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