プーチン氏、核の宇宙配備に反対=衛星攻撃用「存在しない」とロ国防相 2024年02月21日 07時21分

20日、モスクワでロシアのショイグ国防相(左)と面会するプーチン大統領(EPA時事)
20日、モスクワでロシアのショイグ国防相(左)と面会するプーチン大統領(EPA時事)

 ロシア大統領府によると、プーチン大統領は20日、ロシアが衛星攻撃用の核兵器を開発していると一部米メディアが報じたことを「雑音」と表現した上で、「われわれの立場は明確かつ透明だ。宇宙への核兵器の配備に常に断固反対している」と疑惑を否定した。ショイグ国防相との面会で語った。
 ショイグ氏はプーチン氏に対し、衛星攻撃用の核兵器は「存在しないし、彼ら(西側諸国)もわれわれが保有していないことを知っている」と指摘。米側には、脅威をあおることでウクライナへの追加資金を盛り込んだ対外支援法案を可決することや、凍結されている軍備管理のための米ロ「戦略的安定対話」を再開する狙いがあったと主張した。 

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