新型「放射砲」の発射実験=北朝鮮、命中精度向上と主張 2024年02月12日 09時17分

北朝鮮の国防科学院が新たに開発した新型「放射砲(多連装ロケット砲)」。11日に実験が行われた=12日配信(朝鮮通信・時事)
北朝鮮の国防科学院が新たに開発した新型「放射砲(多連装ロケット砲)」。11日に実験が行われた=12日配信(朝鮮通信・時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、国防科学院が240ミリ口径の新型「放射砲(多連装ロケット砲)」の開発に成功し、11日に発射実験を実施したと報じた。命中精度を高めるため、ロケット弾に弾道を制御する機能を付けたと説明した。
 放射砲は韓国を射程に入れる兵器とされる。韓国軍は、北朝鮮がウクライナへの侵攻を続けるロシアに放射砲を供与した可能性があると指摘してきた。
 発射実験では命中精度を試したという。同通信は「(北朝鮮)軍の放射砲に質的な変化をもたらす」と主張。「240ミリ放射砲の戦略的価値が再評価され、戦場での役割が拡大する」と強調した。 

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