〔東京外為〕ドル、153円台後半=日経平均の失速で弱含み(26日午後3時) 2024年07月26日 15時03分

 26日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の失速が重しとなり、1ドル=153円台後半で弱含みとなっている。午後3時現在は、153円62~65銭と前日(午後5時、152円19~20銭)比では1円43銭の大幅ドル高・円安。
 ドル円は早朝、前日の海外時間に買い戻された流れを受け、154円前後で取引された。午前8時前後に153円40銭近辺に下落する場面があったが、その後は実需筋の買いが入り、仲値にかけては154円10銭台に上昇。いったん押し戻されたが、正午前後は153円90銭前後に持ち直した。午後は、日経平均の失速を眺めながら、やや売られる展開となっている。
 前日の海外市場では、欧州時間は152円台で上下動した後、米国時間の序盤に4~6月期米GDPが強い結果となったことで154円20銭付近に急伸。やや戻り売りに押された後は持ち直し、中盤以降は153円75銭~154円05銭前後で推移した。
 東京時間は、朝方こそ売りが強まる場面もあったものの、「153円台半ばでは押し目買いも入った」(FX業者)とされ、一方的に下げる展開には至っていない。もっとも、「日銀の決定会合を来週に控えて上値も追いにくい」(為替ブローカー)とされ、154円台からは戻り売りに抑えられている。午後は、株価の失速が重しとなったが、「多少売られる程度にとどまっている」(同)との声が聞かれた。
 ユーロも午後は対円で弱含み、対ドルは小動き。午後3時現在は、1ユーロ=166円78~79銭(前日午後5時、165円10~12銭)、対ドルでは1.0856~0856ドル(同1.0849~0849ドル)。

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