〔東京外為〕ドル、143円台後半=米長期金利低下で下落(1日午前9時) 2025年07月01日 09時19分
1日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利の低下を眺めて、1ドル=143円台後半まで下落した。午前9時現在は、143円81~81銭と前日(午後5時、144円12~12銭)比31銭のドル安・円高。
前日の欧州時間は、序盤は東京時間に143円80銭台を付けた反動と月末の調整的な買いで144円20銭台から144円50銭台まで上伸。米国時間の序盤も欧州時間の流れを引き継いで144円10~50銭台のレンジでもみ合いとなった。中盤は、6月のシカゴPMIが40.4と市場予想(ロイター)の43.0を下回ったことで長期金利が低下し、144円30銭台から144円10銭付近まで軟化し、終盤もじり安となり143円90銭付近まで下値を試した。
東京時間の早朝も143円80銭台から144円00銭前後で小動きとなっている。午前8時50分に日銀短観が公開された。ただ、現段階での反応は今のところ限定的で143円台後半で推移している。
本日は、東京時間は特段の材料は見当たらない。欧米時間はECBフォーラムで植田日銀総裁やパウエルFRB議長の発言、6月の米雇用動態調査(JOLTS)、6月のISM米製造業PMIの発表が予定されている。
ユーロは対円、対ドルでともに上昇。午前9時現在は、1ユーロ=169円49~51銭(前日午後5時、168円91~93銭)、対ドルでは1.1786~1786ドル(同1.1720~1721ドル)。