460NYダウ

2022/5/20

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〔米株式〕NYダウ、小幅反発=600ドル超安から戻す(20日) 2022年05月21日 06時06分

 【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク株式相場は、前日まで大きく売られた反動から押し目買いが入り、小幅反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比8.77ドル高の3万1261.90ドルで終了した。ただ、景気後退への懸念も根強く、一時600ドル超下落する場面もあった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は33.88ポイント安の1万1354.62で終わった。
 週間でみると、ダウ平均は8週連続の下落となった。ロイター通信によると、1932年以来90年ぶり。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比7962万株増の12億4418万株。
 ダウ平均は、高インフレによる企業業績悪化や、米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げによる景気後退への懸念から、前日までの2日間で計約1400ドル下落した。この日はその反動から、上昇して取引が始まったが、徐々に上げ幅を縮小し、マイナス圏での取引になった。終盤にかけては、再び買いが優勢となり、1日の変動幅が900ドル近くに達する不安定な値動きとなった。
 FRBは、インフレ抑制を再優先課題に据え、金融引き締め政策を継続する姿勢を示している。米カンザスシティー連邦準備銀行のジョージ総裁は前日、CNBCテレビのインタビューで、「インフレが高すぎる」との認識を示し、利上げを続ける必要があるとの考えを強調した。
 市場では、FRBによる急速な利上げが、景気後退を招くとの懸念が台頭。「来年後半には、米経済の成長率は0%に近づく」(米銀エコノミスト)との声もあった。
 個別では、最近売り込まれていたハイテク株や消費関連株が上昇。セールスフォースが2.6%高、シスコシステムズが2.9%高、アップルが0.2%高、ナイキが1.5%高、ウォルマートも0.1%高だった。メルクの1.6%高などヘルスケア関連銘柄の上昇も目立った。
 一方で、景気変動の影響が大きい銘柄が下落し、ダウ平均の重荷となった。キャタピラーが4.3%安、ボーイングが5.1%安、ハネウェル・インターナショナルが1.5%安、スリーエムが2.1%安。
 テスラは6.4%安。イーロン・マスク最高経営責任者のセクハラ疑惑が報じられたことが嫌気されたもようだ。