〔米株式〕NYダウもみ合い、19ドル高=ナスダックは安い(8日午前) 2024年05月08日 23時15分

 【ニューヨーク時事】8日午前のニューヨーク株式相場は、新規の手掛かり材料待ちとなる中、もみ合っている。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比19.11ドル高の3万8903.37ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が45.07ポイント安の1万6287.49。
 このところ低下傾向にあった米長期金利がこの日朝は上向きに転じ、ハイテク株を中心にやや売りが広がっている。ただ、1~3月期の米企業決算がおおむね良好なほか、前週末3日に発表された米雇用統計が軟調な内容となったことをはやし、ダウ平均は底堅く推移。安寄り後は小幅プラス圏に戻した。
 今週は主要な経済指標の発表がなく、市場は新規の取引材料待ちの状態。今後の金融政策を占う上で、この後はジェファーソン連邦準備制度理事会(FRB)副議長、クックFRB理事、コリンズ・ボストン連銀総裁らの講演などでの発言に注目が集まっている。
 個別株を見ると、インテルが2.2%安と、ダウ構成銘柄の中では目立って下げている。このほか、配車大手ウーバー・テクノロジーズが赤字決算を発表し、6%超安。半面、ライバルのリフトは市場予想を上回る業績見通しが好感され、9%超上伸している。

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