ドコモ、月2700円に値下げ=新プラン、通話込み大手最安 2021年03月01日

 NTTドコモは1日、新しい携帯電話料金プラン「アハモ」を税別で月額2700円に引き下げると発表した。従来は2980円としていたが、値下げにより、税込みでも2970円と3000円を切る。基本料金には1回5分以内の国内通話無料サービスが含まれ、携帯大手3社が3月に始める新プランの中では、通話などの利用条件をそろえた場合、最安値となる。
 アハモはデータ通信容量20ギガバイトの新プランで、26日に提供を始める。ドコモの鳥塚滋人常務執行役員は1日の記者説明会で「(5分以内の国内は)追加料金無しで音声通話できるというコンセプトを維持しつつ、お得感がある設定とした」と説明。KDDI(au)の「ポヴォ」とソフトバンクの「ラインモ」が通話部分を税別月500円のオプションサービスとして分離し、基本料金を同2480円に抑えたのと違いを強調した。
 また、ドコモは説明会で、携帯大手が発行する携帯用メールアドレスのアハモでの継続利用に関し、前向きに対応する方針を示した。総務省が2022年夏までに、新プランへの乗り換え後も引き続き利用可能とするよう求めている。 

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