20年のスマホ出荷、6%減=5G効果で後半回復―米調査会社 2021年01月28日
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【シリコンバレー時事】米調査会社IDCが27日発表した2020年の世界スマートフォン出荷台数(暫定値)は、前年比5.9%減の12億9220万台だった。マイナスは4年連続。ただ、高速大容量規格「5G」に対応した機種の投入効果で10~12月期にプラスとなるなど後半は回復の動きが広がった。
出荷台数が通年で13億台を下回ったのは7年ぶり。新型コロナウイルスの流行に伴うサプライチェーン(部品供給網)の混乱や消費者心理の冷え込みで、年前半に大幅な落ち込みを記録したことが響いた。
一方、同時に発表した10~12月期の出荷台数は、4.3%増の3億8590万台に回復した。けん引役となったのは、米アップルが投入した5G対応の「iPhone(アイフォーン)12」シリーズ。四半期のメーカー別シェアで、アップルは23.4%を獲得し、トップに立った。