20年の百貨店売上高、25.7%減=45年ぶり低水準、下落幅は過去最大 2021年01月22日

 日本百貨店協会は22日、2020年に全国百貨店の売上高が全店ベースで4兆2204億円になったと発表した。既存店ベースで前年比25.7%減。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨春の緊急事態宣言で多くの店舗が臨時休業に追い込まれたほか、近年けん引役だった訪日外国人消費がほぼ消失したことも響き、1975年(4兆651億円)以来45年ぶりの低水準に落ち込んだ。
 19年(5兆7547億円)と比べ、1兆50000億円以上も減少した。減少額、減少率ともにリーマン・ショック後の09年を上回り、過去最大。12月末時点の店舗数も196店舗となり、70年以来50年ぶりに200店の大台を割り込んだ。 

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