20年の中国GDP、2.3%増=主要国で唯一プラス 2021年01月18日

 【北京時事】中国国家統計局が18日発表した2020年の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比2.3%増加した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞が響き、伸び率は19年の6.0%から大幅減速。文化大革命末期の1976年(1.6%減)以来、44年ぶりの低成長となった。
 20年初、湖北省武漢市から全土に広がった新型コロナの流行を受け、政府が厳しい移動制限や企業活動の停止に踏み切ったことで、1~3月期のGDPは前年同期比6.8%減に失速。ただ、早期の感染抑制に成功し、翌4~6月期には増加に転じた。10~12月期は6.5%増と、コロナ前の前年同期を超える水準まで回復し、通年でも主要国で唯一のプラス成長を維持した。 

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