20年の新車販売、11.5%減=コロナで500万台割れ 2021年01月05日

 2020年の国内新車販売台数は、前年比11.5%減の459万8615台で、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大幅なマイナスとなった。下落率が10%を超えるのは、東日本大震災があった11年以来9年ぶり。2年続けて前年水準を下回り、500万台を割り込んだ。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が5日発表した統計を集計した。
 20年12月の国内新車販売台数は、前年同月比10.2%増の37万9896台。3カ月連続でプラスとなり、足元では回復基調が続いている。自動車業界では21年は3年ぶりの増加に転じると予想されているが、1都3県に発令される緊急事態宣言が「(販売台数に)影響する可能性は高い」(自販連)との懸念もある。 

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