内閣支持続落43.1%=コロナ対応評価せず4割超―時事世論調査 2020年12月11日

 時事通信が4~7日に実施した12月の世論調査で、菅内閣の支持率は前月比5.2ポイント減の43.1%だった。減少は2カ月連続。また、新型コロナウイルス感染をめぐるこれまでの政府対応について評価を尋ねたところ、「評価しない」が44.0%で他の回答を上回った。
 不支持率は同7.0ポイント増の26.6%。新型コロナ対応を「評価する」は32.4%、「どちらとも言えない・分からない」は23.6%だった。
 新型コロナの感染拡大が続く中、政府が旅行や飲食の需要を喚起する「Go To」キャンペーンを続けるべきか聞いたところ、「感染拡大地域は中断し、それ以外は継続」が44.6%と最も多く、「全国で中断」が41.3%でほぼ並んだ。「全国で継続」は10.3%、「分からない」は3.7%だった。
 内閣を支持する理由(複数回答)は、「他に適当な人がいない」16.3%、「首相を信頼する」11.5%、「印象が良い」9.7%と続いた。支持しない理由(同)は、「期待が持てない」13.7%、「首相を信頼できない」12.1%、「リーダーシップがない」10.1%の順。
 政党支持率は自民党が24.7%、立憲民主党が4.1%。以下、公明党3.3%、日本維新の会1.8%、共産党1.5%、国民民主党0.9%、れいわ新選組0.6%、社民党0.4%、NHKから国民を守る党0.2%で、「支持政党なし」は60.3%だった。
 調査は、全国の18歳以上の男女2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は61.6%。 

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