10月百貨店売上高1.7%減=下落幅縮小もコロナ影響続く 2020年11月24日

 日本百貨店協会が24日発表した10月の全国百貨店売上高は、前年同月比1.7%減の3753億円だった。前年は消費税増税直後の反動減に、台風による臨時休業の影響もあり、下落幅は9月(33.6%減)から大きく縮小。しかし、新型コロナウイルス感染防止の外出自粛で売上高自体は低い水準にとどまった。
 訪日外国人は激減したままで、免税売上高は2月以来9カ月連続のマイナスだった。商品別に見ると、外出自粛から主力の衣料品が依然として低迷。一方、感染対策を徹底した催事や物産展に客足が戻りつつあり、ブランド品や宝飾類など高額商品は堅調だった。政府の需要喚起策「Go To」キャンペーンも集客に寄与した。 

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