東京株、2万4000円回復=終値で年初来高値更新 2020年11月05日

 5日の東京株式市場では、米大統領選後の政策の継続性や経済対策を期待した買いが優勢となった。日経平均株価の終値は、前日比410円05銭高の2万4105円28銭と3営業日続伸。新型コロナウイルスの感染拡大により株価が暴落する前の1月20日に記録した年初来高値(2万4083円51銭)を更新し、2018年10月以来約2年1カ月ぶりの高値となった。
 米大統領選は、民主党のバイデン前副大統領が優勢となる一方、議会上院は共和党が多数派を維持するとの見方が強まった。政権と議会で支配する党が異なる「ねじれ状態」になれば、民主党が掲げる増税などの景気マイナス要素が後退するとみて、投資家心理が上向いた。 

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日経平均株価の終値で年初来高値を示す電光ボード=5日午後、東京都中央区
日経平均株価の終値で年初来高値を示す電光ボード=5日午後、東京都中央区

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