政府は２３日に公表した１０月の月例経済報告で景気の全体判断を３カ月連続で据え置いた。「新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるが、持ち直しの動きが見られる」との認識を踏襲した。けん引役である個人消費の判断を引き上げたものの、内需の両輪となる設備投資に依然として弱さが見られ、輸入が弱含んでいることを考慮した。
個人消費は「持ち直している」に上方修正。感染再拡大で夏場に低調だった旅行や外食などサービス消費が回復傾向で、政府の観光支援策「Ｇｏ Ｔｏ トラベル」も寄与した。
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