9月百貨店売上高、33.6%減=下げ幅拡大 2020年10月22日

 日本百貨店協会が22日発表した9月の全国百貨店売上高は前年同月比33.6%減の3340億円だった。新型コロナウイルス流行による外出自粛に加え、前年に消費税増税前の駆け込み需要で売上高が膨らんだ影響もあり、8月(22.0%減)から下げ幅が拡大した。
 商品別に見ると、外出自粛の影響が続き、主力の衣料品は依然として苦戦。訪日外国人客の回復が見通せず、免税売上高は91.6%減(8月は86.1%減)と再び後退した。一方、巣ごもり需要の継続で、生鮮食品やワインなどの酒類、家具、家電は健闘した。 

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