白物家電、給付金で高水準=エアコンは過去最高―20年度上期 2020年10月20日

 日本電機工業会が20日発表した2020年度上半期(4~9月)の白物家電の国内出荷額は1兆3696億円だった。消費税率引き上げ前の駆け込み需要で23年ぶりの高水準となった前年同期と比べ、0.8%の減少。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり消費や1人10万円の特別定額給付金の支給を追い風に、上半期として1996年度以降で3番目の高水準だった。
 出荷台数ベースでは、家庭用エアコンが1.8%増の642万4000台となり、記録が確認できる72年度以降、上半期としては過去最高。巣ごもりに加え、猛暑の影響も大きかった。電子レンジも5.2%増と堅調で、ホットプレートは58.8%の大幅増。電気冷蔵庫は3.1%減だった。 

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