個人消費「一部に足踏み」=9月、景気判断は据え置き―月例報告 2020年09月24日
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政府は24日に公表した9月の月例経済報告で景気の全体判断を据え置いた。けん引役である個人消費の判断は「一部に足踏みも見られるが、持ち直している」と5カ月ぶりに下方修正した。新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言下の4、5月を底にした景気回復の動きに一服感が出ている。
全体判断は「依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きが見られる」との表現を3カ月連続で踏襲。個人消費は感染の再拡大で消費者の自粛ムードが広がり、夏場の旅行・外食などサービス消費の戻りが弱かったため、8月の「このところ持ち直している」から引き下げた。
設備投資も「弱い動きとなっている」に下方修正。企業収益の急速な悪化で投資の中止・先送りの動きが広がっていることを踏まえた。
内閣府幹部は「当初の消費持ち直しの勢いが続かず、(景気回復が)少しもたついている」との見方を示す。ただ、9月に入って行楽地の人出が増えており、消費の「足踏み」は一時的にとどまると見込む。
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![月例経済報告等に関する関係閣僚会議に臨む菅義偉首相(左から2人目)=24日午後、首相官邸](https://equity.jiji.com/storage/news/2020092400997g/20200924at51S_p.jpg)