8月の米失業率、8.4%に大幅改善=5カ月ぶり1桁台 2020年09月04日

 【ワシントン時事】米労働省が4日発表した8月の雇用統計(季節調整済み)は失業率が8.4%と、前月比1.8ポイントの大幅低下となった。経済活動の再開が進み、4カ月連続で改善した。景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は137万1000人増加。新型コロナウイルス感染拡大で3月以降に失われた雇用のほぼ半分が回復した形だ。
 失業率は4月に戦後最悪の14.7%を記録したが、5カ月ぶりに1桁台に低下。市場予想(9.8%)を大きく下回った。感染拡大が深刻化し、3月と4月に計約2200万の雇用が失われたものの、5月以降の緩やかな景気回復により、就業者数の増加幅は計約1060万人に達した。 

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