自民党総裁選の仕組み 2020年09月01日

 今回の自民党総裁選は党則に基づき、両院議員総会で行われる。1人1票の国会議員票(394票)、47都道府県連の各3票(141票)の計535票で争われる。過半数を得た候補が当選者となるが、3人以上が立候補し過半数を獲得した候補がいなければ、上位2人から国会議員と都道府県連による決選投票で当選者を決める。
 総裁選は原則として、国会議員と持ち票同数の党員・党友の投票で行われるが、党則6条2項は「特に緊急を要する」場合に両院議員総会による選任が可能と規定。近年では2007年に安倍晋三首相、08年に福田康夫首相(いずれも当時)が辞任した際に適用された。今回、新総裁の任期は安倍氏の残り任期である21年9月末までとなる。 

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