GDP、再改定も年2.2%減=設備投資減速、在庫で相殺―1~3月期 2020年08月03日

 内閣府が3日発表した2020年1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)再改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%減となり、この成長ペースが1年間続いた場合の年率換算では2.2%減だった。6月発表の改定値と同水準で、2四半期連続のマイナス。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴い、改定値段階と比べて企業の設備投資が減速したが、民間在庫の上方修正で影響を相殺した。
 小数点第2位まで見ると、年率換算で2.22%減となり、改定値の2.24%減から下げ幅が縮小した。内閣府幹部は「細かく見るとわずかながらの上方改定になる」と説明している。 

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