新車販売22.9%減=6月、新型コロナで低迷続く 2020年07月01日

 6月の新車販売台数は、前年同月比22.9%減の34万7371台だった。9カ月連続のマイナス。5月(44.9%減)からは持ち直したものの、新型コロナウイルス流行の影響で低迷が続いている。日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が1日発表した。
 大手8社がすべて前年実績を下回った。前年に完成車の検査不正問題に伴い生産を抑制していたスズキが6.7%減で、残る7社はいずれも2割超のマイナス。三菱自動車は36.7%減と大きく落ち込んだ。
 内訳は、軽自動車が17.3%減の13万2514台、軽以外の登録車が26.0%減の21万4857台だった。政府の緊急事態宣言が解除され、販売は最悪期を脱したとみられるが、自販連は「客足が戻り切っていない」と分析している。
 同時に発表した2020年上半期(1~6月)の実績は、軽と登録車の合計で19.8%減の220万7775台。 

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