5月の鉱工業生産、8.4%低下=リーマン以来の低水準―新型コロナで需要減 2020年06月30日

 経済産業省が30日発表した5月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は79.1となり、前月比8.4%低下した。低下は4カ月連続で、比較可能な13年1月以降で最低を更新。単純比較はできないが、リーマン・ショック後の09年3月以来の低水準となった。新型コロナウイルス感染拡大で世界的に需要が低迷、幅広い業種で大幅な減産が行われた。
 生産の基調判断は「急速に低下している」とし、09年2月以来となる厳しい判断を前月から据え置いた。 

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