米司法省、TikTok提訴=児童のプライバシー保護違反で 2024年08月03日 10時07分
【シリコンバレー時事】米司法省は2日、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社を相手取り、カリフォルニア州の連邦地裁に提訴したと発表した。親の同意を得ずに13歳未満の児童から個人情報を収集し、児童オンラインプライバシー保護法に違反したと主張。民事制裁金を科すよう求めた。
米連邦取引委員会(FTC)が6月、司法省に提訴を働き掛けていた。FTCのカーン委員長は「ティックトックは故意に児童のプライバシーを繰り返し侵害し、何百万人もの安全を脅かしている」と批判した。
司法省は訴状で、ティックトックは厳格な年齢審査を行っていなかったと指摘。児童が審査を回避できるよう、グーグルやインスタグラムなどの外部サービスの認証情報でアカウントを作成できるようにしていたほか、児童の親がデータ削除を求めても応じなかったと主張した。