非番のパイロット、運航妨害=エンジン停止試みる―米 2023年10月25日 14時18分

【シリコンバレー時事】飛行中の旅客機のエンジンを止めようとしたとして、米アラスカ航空のパイロットの男(44)が乗客・乗員83人に対する殺人未遂などの容疑で24日までに訴追された。男は非番だった。
機長らが男を制止し、エンジン出力が落ちる事態には至らなかった。乗客にけがはなかった。
事件は22日、ワシントン州からカリフォルニア州に向かう機内で発生。男は操縦室の補助席に座っていたが、突然、消火システムを作動させエンジンへの燃料供給を遮断しようとした。航空機はオレゴン州の空港に緊急着陸した。
米メディアによると、男は当局の調べに対し、うつ病を患っていると供述。幻覚作用のあるマジックマッシュルームを摂取したとも話した。男の弁護士は24日、法廷で無罪を主張したという。