トランプ氏のFBアカウント回復=次期大統領選向け発信手段―米メタ 2023年02月10日 07時37分

トランプ前米大統領=1月28日、南部サウスカロライナ州コロンビア(AFP時事)
トランプ前米大統領=1月28日、南部サウスカロライナ州コロンビア(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】インターネット交流サイト(SNS)最大手の米メタ(旧フェイスブック=FB=)は9日、2021年の連邦議会襲撃事件をあおったとして凍結していたトランプ前大統領のFBアカウントを回復させた。24年大統領選出馬を表明済みのトランプ氏にとって、発信手段の選択肢が増えた形だ。
 メタは事件を受けトランプ氏のアカウントを永久凍結。外部有識者で構成する監督委員会から利用停止期間の再考を促され、23年1月までに改めた。先月、利用再開の社会へのリスクが減ったとして解除する方針を示していた。
 SNSでは、ツイッターも事件を踏まえ、トランプ氏のアカウントを凍結した。その後、同社を買収した実業家イーロン・マスク氏が主導し、昨年11月に凍結を解除した。
 トランプ氏は、SNS大手から追放されたことを受け、自ら「トゥルース・ソーシャル」を立ち上げ、発信してきた。ただ、フォロワーは愛用していたツイッターの約8800万人に遠く及ばない500万人弱にとどまっていた。 

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