テスラ、世界でEV値下げ=最大20%、販売拡大狙う 2023年01月14日 10時54分

米テスラのスポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」=2022年3月、バンコク(AFP時事)
米テスラのスポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」=2022年3月、バンコク(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】米電気自動車(EV)大手テスラが、世界で相次ぎ値下げに踏み切った。中国や日本では先行して引き下げたが、13日までに米国や欧州でも実施。米国での値下げ幅は最大20%に及ぶ。成長に陰りが出たとの見方からテスラ株が大きく下落する中、販売攻勢をかけて市場の疑念を払拭(ふっしょく)する狙いがありそうだ。
 米国では、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルY」の販売価格を標準グレードで20%下げ、5万2990ドル(約680万円)に設定。セダン「モデル3」は6~14%引き下げた。今月から米国で始まったEV購入の税額控除では、販売価格に上限が設けられており、適用されるよう見直したもようだ。
 テスラは日本や中国、韓国のほか、ロイター通信によると、ドイツやフランスでも値下げ。EV市場では大手自動車メーカーなど参入企業が増えて競争が激化しており、テスラは価格を下げて対抗する。
 テスラの2022年の世界販売台数は前年比40%増の約131万台。目標の50%超の伸びには届かず、これまでの急成長の勢いが失われたとの懸念が出ている。経営トップのイーロン・マスク氏の米ツイッター買収を巡る混乱もあり、テスラの株価はこの1年で6割超下落した。 

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