アマゾン赤字、3社減益=「巣ごもり」一服―米巨大IT4~6月期 2022年07月29日 14時53分

 【シリコンバレー時事】米巨大IT5社の4~6月期決算が28日、出そろった。アマゾン・ドット・コムが2四半期連続の赤字となり、アップルなど3社は前年同期比で減益だった。新型コロナウイルス禍に伴う「巣ごもり需要」が一服した上、足元の物価上昇やドル高の影響が業績にも鮮明に表れ、各社は採用抑制など事業計画の修正を迫られている。
 「広告事業に広範な影響を及ぼす景気後退の入り口に入ったようだ」。メタ(旧フェイスブック)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、電話会見で事業環境の悪化に言及した。
 同社は2012年の上場以来初の減収。ドル高で海外収益を圧迫され、純利益は36%減った。同じく広告収入への依存度が高いグーグルの持ち株会社アルファベットも減益となった。
 アマゾンの赤字は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを背景とした出資先の株価急落で39億ドルもの損失計上を迫られた結果だ。売上高も伸びが鈍化し、人件費や輸送費など営業コストの増加が目立った。
 アップルは、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が好調を維持し、クックCEOは「想定より良かった」と胸をなで下ろした。それでもコロナ感染再拡大を受けた中国の都市封鎖による供給制約もあり、7四半期ぶりの減益となった。デジタル化の進展でクラウド事業が好調だったマイクロソフトは、唯一増益だったが、収益の伸びは限定的だった。 

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