「民主主義譲らず」=中国演習に反発、チェコで演説―台湾前総統 2024年10月14日 22時30分
【ベルリン時事】欧州歴訪を始めた台湾の蔡英文前総統は14日、チェコの首都プラハで開かれている国際会議「フォーラム2000」で演説した。蔡氏は、中国が同日に大規模軍事演習を行ったことについて「独裁体制は民主的体制を弱体化させるために、ますます攻撃的になっている。本日の演習が最新の行動だ」と指摘。その上で「民主主義は譲れない」と述べ、軍事的圧力に屈しない姿勢を明確にした。
蔡氏は「民主主義を守るために尽力し、脅しに立ち向かう友人」との協力が大事だと強調。さらに「民主主義国が台湾との連携に意欲を示せば示すほど、中国共産党は台湾への脅迫を強めてきた」と訴えた。