「トランプ氏が虚偽の攻撃主導」=災害の政治利用を批判―バイデン氏 2024年10月10日 06時19分
【ワシントン時事】バイデン米大統領とハリス副大統領は9日、南部フロリダ州に接近する大型ハリケーン「ミルトン」の対策会議をホワイトハウスで開いた。バイデン氏は、トランプ前大統領が誤情報を交えて政府の支援態勢に批判を強めていることに関し、「虚偽の攻撃を主導している」と非難した。災害対応は大統領選に影響しかねず、民主党は神経をとがらせている。
トランプ氏や一部共和党議員らは、連邦政府が災害対応に必要な資金を移民支援に流用しているなどと主張し、11月5日に迫った大統領選を前に政治利用を図っている。バイデン氏は「全くの事実無根だ」「ばかげている」と強い調子で反論した。
トランプ氏と対決するハリス氏は席上、被災地への全面支援を約束。災害に乗じたガソリンスタンドや宿泊施設などの不当な値上げにも言及し、「私たちは助けを求める人から搾取する企業、個人を注意深く監視している。消費者を利用する者は責任を問われる」と警告した。