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　【シドニー時事】オーストラリアのカンタス航空が先週運航したシドニー発東京・羽田行きの国際便で、乗客が自席の画面で好みの映画やゲームを選択できる機能が故障したため、乗員が性的描写のある映画を全座席に一斉に流していたことが分かった。豪メディアが８日報じた。同航空は「適切ではなかった」と陳謝した。
　画面選択の不具合を受け、乗員は乗客にアンケートを取り、最も人気の高かった米映画「ダディオ」を全座席で同時上映した。この作品にはヌードや性的内容の会話が多く含まれ、豪州では１５歳以上に視聴が制限されていたが、そのまま流された。小さな子供も搭乗し、個別に画面を消すこともできなかったため、約１時間で上映は打ち切られ、家族向けの作品に変更された。