オープンAI、企業価値23兆円に=9700億円調達、ソフトバンクGも出資 2024年10月03日 05時36分

米オープンAIのロゴ(AFP時事)
米オープンAIのロゴ(AFP時事)

 【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIは2日、投資家から新たに66億ドル(約9700億円)を調達したと発表した。企業価値は1570億ドル(約23兆円)と、未上場ながら米金融大手ゴールドマン・サックスの時価総額に匹敵する規模となる。調達資金でAI開発を加速させる。
 米メディアによると、資金調達は米ベンチャーキャピタルのスライブ・キャピタルが主導。既存投資家のマイクロソフトに加え、新たに半導体大手エヌビディアやソフトバンクグループ(SBG)も資金を投じる。
 オープンAIはブログに「新たな資金により、最先端のAI研究を強化し、(AIに必要な)計算能力を高め、問題解決ツールの開発を続けられる」と記した。チャットGPTは2億人以上に使われる一方、研究開発や運営のコストが収益を圧迫していた。 

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