イスラエル首相、ハマス戦闘員「今すぐ投降を」=ガザ死者1万8000人迫る 2023年12月11日 07時55分

10日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)
10日、エルサレムで閣議に臨むイスラエルのネタニヤフ首相(AFP時事)

 【エルサレム時事】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、ビデオ演説を公開し、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの戦闘が今後も続くとの見通しを示しつつ、ここ数日で数十人のハマス戦闘員が投降したとして、「ハマスの終わりの始まりだ」と強調した。その上で、ハマス戦闘員に、「(ハマスのガザ地区トップ)シンワルのために死ぬな。投降しろ。今すぐだ」と訴えた。
 一方、ガザ保健当局によると、10月に衝突が始まって以降、ガザで1万7997人が死亡した。犠牲者の増加に歯止めがかからず、ガザは医療崩壊の状態。感染症の拡大にも懸念が高まっている。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は10日、戦闘が行われている中でこうした状況に対処するのは「ほとんど不可能だ」と述べた。
 ハマス戦闘員の投降を巡っては、最近、イスラエル軍に連行される際の様子だとする映像などが出回り、軍はガザで数百人を拘束したと説明していた。イスラエル紙ハーレツは、治安当局幹部の話として、このうちハマスの戦闘員やメンバーは10~15%だと報じた。
 また同紙によると、イスラエルの国内治安機関シャバク(シンベト)はハマスの元幹部の取り調べ映像を公開。元幹部は、シンワル氏とその集団がガザ地区を破壊したと非難し、「われわれは彼らを排除しなければならない」と語った。10月7日にハマスが行ったイスラエルへの越境攻撃については、「論理的にも宗教的にも、道理としても受け入れられない」と否定した。 

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