反動増も続く苦境=日系3社、11月中国新車販売 2023年12月07日 18時31分

中国の広州モーターショー=11月17日、広東省広州市
中国の広州モーターショー=11月17日、広東省広州市

 【北京時事】日系自動車大手3社の11月の中国新車販売台数が7日、出そろった。新型コロナウイルス流行の影響でマイナスだった前年の反動増が出たことから、全社が前年実績を超えた。ただ、2年前との比較では全社がマイナス。日系メーカーは苦境が続いている。
 各社の発表などによると、トヨタ自動車は前年同月比17.2%増、ホンダは36.5%増、日産自動車は56.1%増だった。中国では昨年、コロナ感染が拡大し、各地でロックダウン(都市封鎖)が実施された。各社は工場の操業停止や販売店の営業停止を強いられ、販売が落ち込んだ。
 しかし、2年前と比べると約1万~4万台少ない水準のままだ。中国政府は10年以上前から補助金などを通じて電気自動車(EV)産業の育成に注力。国内EV各社は販売台数を伸ばしている。一方、ガソリン車を強みとする日系各社はEVの市場投入に出遅れた。市場シェアを落としており、トヨタやホンダは減産や人員削減を強いられている。
 1~11月はトヨタが前年同期比2.0%減、ホンダが13.5%減、日産が20.7%減だった。 

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