フジモリ元大統領、5年ぶり自由の身に=長女ら施設で出迎え―ペルー 2023年12月07日 08時37分

6日、リマで、釈放されたペルーのフジモリ元大統領(中央)(EPA時事)
6日、リマで、釈放されたペルーのフジモリ元大統領(中央)(EPA時事)

 【サンパウロ時事】在任中の人権侵害で服役していた南米ペルーのフジモリ元大統領(85)が6日、首都リマにある収監先の施設から釈放された。フジモリ氏の釈放を巡り米州人権裁判所が見送るよう求めるなど、反対も根強い中、同氏は約5年ぶりに自由の身となった。
 フジモリ氏は、釈放に必要な手続きが行われた後、マスクを着けて鼻に管を通した状態で建物から出た。出迎えたフジモリ氏の長女で右派政党「フエルサ・ポプラル」を率いるケイコ氏や次男ケンジ氏らと抱き合い、車に乗って施設を離れた。この日は施設の前からテレビで生中継されるなど、国民の大きな関心を呼んだ。
 1990年に日系人初の大統領に就任したフジモリ氏は、左翼ゲリラ掃討作戦に伴う軍の市民虐殺に関与したとして、2010年に禁錮25年の刑が確定した。17年には高齢による健康悪化を受けて「人道的理由」から恩赦が与えられたが、18年に裁判所が無効と判断して19年1月に再収監された。ペルーの憲法裁判所は5日に公表した判決で、17年の恩赦に基づくフジモリ氏の即時釈放を命じた。 

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6日、リマにある収監先の施設から釈放されたペルーのフジモリ元大統領(中央)(EPA時事)
6日、リマにある収監先の施設から釈放されたペルーのフジモリ元大統領(中央)(EPA時事)
南米ペルーのフジモリ元大統領=2018年7月、リマ(AFP時事)
南米ペルーのフジモリ元大統領=2018年7月、リマ(AFP時事)

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