化石燃料廃止に「科学的根拠なし」=COP28議長発言に批判―英紙 2023年12月05日 09時14分

記者会見する国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)のジャベル議長=4日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(AFP時事)
記者会見する国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)のジャベル議長=4日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(AFP時事)

 【ドバイ時事】4日付の英紙ガーディアンは、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)で議長を務めるUAEのジャベル産業・先端技術相が、気温上昇を1.5度に抑えるために化石燃料の段階的廃止が必要だとする主張に「科学(的根拠)はない」と発言していたと報じた。
 COP28では石炭や石油など化石燃料の段階的廃止が主要な議題となっており、環境団体や専門家からは「議長としての資質を欠く」といった批判が出ている。
 同紙によると、ジャベル氏は先月のオンラインイベントで「化石燃料の段階的廃止で1.5度(の抑制目標)が実現するという科学もシナリオも存在しない」と語ったとされる。
 ジャベル氏は4日の記者会見で「私は科学を尊重している。議長の仕事を阻もうとする試みに非常に驚いている」と述べた。
 ジャベル氏はアブダビ国営石油会社の最高経営責任者(CEO)も兼務している。同氏を巡っては、英公共放送BBCも先に、COP28に際して議長としての立場を利用し、中国やコロンビアを含む15カ国と液化天然ガス(LNG)開発などに関する商談を計画していたと報じた。 

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