領有権巡る国民投票、予定通り=国際司法裁は中止に言及せず―南米ベネズエラ 2023年12月02日 14時54分

1日、カラカスで国民投票に向けた運動に参加するベネズエラのマドゥロ大統領(中央左)(EPA時事)
1日、カラカスで国民投票に向けた運動に参加するベネズエラのマドゥロ大統領(中央左)(EPA時事)

 【サンパウロ時事】南米ベネズエラ政府は1日、領有権を主張している隣国ガイアナ内の「エセキボ地域」の帰属などを問うため、国民投票を予定通り3日に実施すると発表した。国際司法裁判所(ICJ)が1日の判断で、同地域の「現状変更」は認めないとしたが、ガイアナが求めた投票の中止には言及しなかったため、問題なしと判断した。
 エセキボ地域はガイアナの国土の約7割を占める。近年になり、同国沖合で海底油田が相次ぎ発見されて以降、ベネズエラが圧力を強化。投票を控えて緊迫感が高まる中、両国と国境を接するブラジルも軍による監視を強めている。
 ICJは1日、エセキボ地域を「ガイアナが管理し、支配している」と認定。ベネズエラは現状変更につながる行動を控えるべきだとする判断を示した。 

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