旧政権の環境・たばこ対策廃止=NZ首相が100日計画 2023年11月29日 17時34分

ニュージーランドのラクソン首相=27日、ウェリントン(AFP時事)
ニュージーランドのラクソン首相=27日、ウェリントン(AFP時事)

 【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)で6年ぶりに保守政権を発足させたラクソン首相は29日、来年3月上旬までの100日間に実施する計49項目の計画を発表した。旧労働党政権が決定した脱炭素関連の環境対策や、紙巻きたばこの規制策を廃止する。産業界の意向に沿ったもので、野党や環境団体などの反発は必至だ。
 ラクソン氏は「旧政権が過去6年間に行った以上のことを最初の100日間で行う」と強調。100日以内に必要な法案を提出すると明言した。
 環境関連では、旧政権時代に禁止された沖合の石油採掘の再開に向け、関連の自然保護規制を撤廃する。化石燃料を対象とした増税も取りやめる。また、電気自動車(EV)などエコカー購入の補助制度を今年末までに廃止。最大都市オークランドの路面電車計画を中止する。
 旧政権が制定したたばこ規制法は、2009年以降に生まれた人が紙巻きたばこを生涯吸うことを禁止し、たばこ販売店を現在の約6000カ所から600カ所に削減することが柱だった。しかし、新政権は「不公平で闇市場を生み、うまくいかない」との理由で廃止法案を提出する。たばこ産業や税収を維持する狙いもあるようだ。 

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