北朝鮮軍が監視所復旧=南北軍事合意の停止で―韓国 2023年11月27日 17時19分

南北軍事境界線沿いの非武装地帯(DMZ)内に監視用哨所を設置する北朝鮮軍兵士=撮影日不明(韓国国防省提供・時事)
南北軍事境界線沿いの非武装地帯(DMZ)内に監視用哨所を設置する北朝鮮軍兵士=撮影日不明(韓国国防省提供・時事)

 【ソウル時事】韓国国防省は27日、北朝鮮軍が南北軍事境界線沿いの非武装地帯(DMZ)内で、2018年の南北軍事合意に基づき撤収した監視用哨所を復旧し、兵士や火器を再配置したと明らかにした。北朝鮮国防省が23日、「合意書に拘束されない」として、全ての軍事的措置の復活を宣言したことに伴う動きとみられる。
 韓国国防省が公開した写真は、北朝鮮軍の兵士らがDMZ内に監視用哨所を設置している様子が映っている。兵士が前線の警戒用の壕(ごう)に重火器を持ち込んだり、夜間に壕で警戒に当たったりしている様子を捉えた写真も公開された。
 韓国メディアによると、もともとDMZ内には北朝鮮側に約160カ所、韓国側に約60カ所の監視用哨所が設置されていた。北朝鮮に融和姿勢を取った文在寅前政権下で結ばれた南北軍事合意で、韓国軍と北朝鮮軍はそれぞれ11カ所を撤収した。
 韓国軍関係者は27日、北朝鮮軍が撤収した11カ所全てを復旧しようとしているとの見方を示した。北朝鮮軍は沿岸部でも砲門の開放を増やすなど、軍事合意に違反する動きを活発化させているという。
 韓国大統領府によれば、尹錫悦大統領は27日、申源※(※※サンズイに是)国防相らから北朝鮮の動きについて報告を受けた。「北朝鮮の動向を徹底的に監視し、確固とした軍事態勢を維持する」よう指示した。 

その他の写真

南北軍事境界線付近で、警戒用の壕(ごう)に重火器を持ち込む北朝鮮軍兵士=撮影日不明(韓国国防省提供・時事)
南北軍事境界線付近で、警戒用の壕(ごう)に重火器を持ち込む北朝鮮軍兵士=撮影日不明(韓国国防省提供・時事)

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