「シベリアで核実験を」=ロシア編集長、発言が炎上 2023年10月05日 07時37分

ロシア国営テレビRTのシモニャン編集長=2022年12月、モスクワ(AFP時事)
ロシア国営テレビRTのシモニャン編集長=2022年12月、モスクワ(AFP時事)

 ロシア国営テレビRTのシモニャン編集長が2日の番組中、ウクライナ侵攻で対立する西側諸国を威嚇するため「シベリアのどこかで熱核爆発(核実験)を起こせばいい」と発言し、国内のSNS上で炎上している。シベリアの中心都市ノボシビルスクの市長らから批判が噴出した。
 シモニャン氏は、核実験が戦争で優位に立つための「最後通告」になると述べていた。
 プーチン政権は対外的に核兵器による威嚇を続ける一方、爆発を伴う核実験のモラトリアム(一時停止)を順守するのが建前。ペスコフ大統領報道官は3日、「彼女は政府機関で働いておらず、発言が公式見解を反映しているわけではない」とコメントした。 

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