中国恒大株、再び取引停止=債務再編巡る懸念高まる―香港市場 2023年09月28日 10時36分

【香港時事】香港証券取引所は28日、経営再建中の中国不動産開発大手、中国恒大集団の株式取引が停止されたと発表した。理由は明らかにしていない。恒大は2021年12月期決算を期限までに発表できず、昨年3月から株式取引の停止が続き、今年8月28日に約1年5カ月ぶりに取引が再開されたばかりだった。
恒大のほか、傘下の電気自動車(EV)メーカー、中国恒大新能源汽車集団と、不動産管理の恒大物業集団の株式取引も停止となった。
米ブルームバーグ通信は27日、恒大集団の許家印会長が警察当局によって軟禁状態に置かれていると報道。創業者でもある許氏が不在になれば、経営立て直しに深刻な影響が出る可能性があり、債務再編計画を巡る懸念が高まっている。