ロシアに工作員ネットワーク構築か=ウクライナ、攻撃に利用―報道 2023年06月06日 06時17分

モスクワ中心部に掲げられた「ドローン禁止区域」の標識=5月31日(AFP時事)
モスクワ中心部に掲げられた「ドローン禁止区域」の標識=5月31日(AFP時事)

 ロシアの侵攻に対抗するため、ウクライナがロシア国内で工作員や支持者を仕立て上げてネットワークをつくり、ドローン攻撃などに利用している可能性が明らかになった。米CNNテレビが米情報機関に近い筋の話として5日報じた。5月初旬、モスクワのクレムリン(大統領府)付近で起きたとされるドローン攻撃はこうした工作員が実行したとみられるという。
 複数の情報筋によると、ウクライナはドローンやその部品をロシアに密輸する経路も構築したとされる。欧州の情報機関当局者は、ロシアとウクライナの長大な国境を管理するのは困難と説明。「(国境のロシア側では)現金が驚異的な効果を発揮する」と分析した。 

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