「欧州政治共同体」対ロ結束誇示=ウクライナ大統領も参加―40カ国以上から首脳ら集う・モルドバ 2023年06月01日 16時24分

【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)の加盟・非加盟国でつくる「欧州政治共同体」の第2回会合が1日、モルドバの首都キシナウ近郊で開催され、ウクライナのゼレンスキー大統領をはじめ40カ国以上の首脳らが参加した。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、対ロの結束を誇示した。
ゼレンスキー氏は会合の冒頭「ロシアの恐怖に打ち勝つことができるのは強力な防空だけだ」と述べ、各国に支援を求めた。一方でEUや北大西洋条約機構(NATO)への加盟について「明確な答えを得られていない」と不満も口にした。
ゼレンスキー氏のモルドバ入りの日程は事前に公表されていなかった。5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に続き、国際舞台での存在感をロシアに見せつけた。
旧ソ連構成国のモルドバはウクライナに隣接し、東部に親ロシア派支配地域を抱える。ウクライナ侵攻後にEU加盟を申請し、ウクライナと共に昨年6月、「加盟候補国」として承認された。
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