コロナ起源の情報開示法成立=大統領「将来の流行防ぐ」―米 2023年03月21日 07時34分

【ワシントン時事】バイデン米大統領は20日、新型コロナウイルスの起源に関する情報の開示を情報当局に義務付ける法案に署名し、同法が成立した。バイデン氏は声明で「将来のパンデミック(世界的大流行)を防ぐため、起源を突き止める必要がある。可能な限り多くの情報を機密解除し共有する」と述べた。
同法は米国の情報機関を統括する国家情報長官室に対し、制定後90日以内に、中国の武漢ウイルス研究所と新型コロナの関連を示唆するあらゆる情報の機密解除を求めている。同研究所と人民解放軍との関わりや、感染爆発前の2019年秋に体調を崩した研究員の情報なども対象となる。