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　【ワシントン時事】イエレン米財務長官は８日、中国の偵察気球撃墜を巡って緊張が高まる米中関係について「コミュニケーションの改善が重要だ。私はまだ、中国を訪問して経済のカウンターパートに会えることを望んでいる」と述べた。訪問先の米南部テネシー州で米メディアに語った。
　イエレン氏と中国の劉鶴副首相は先月、スイスで初めて対面会談し、ハイテク分野で競争を続ける中でも、衝突回避に向けた対話を強化することで一致。相互訪問も計画し、イエレン氏が早ければ今月下旬に訪中すると伝えられていた。だが、米軍が本土上空に侵入した中国の気球を４日に撃墜したことで事態は一変した。