トルコ地震、犠牲者5000人以上=シリアも被害甚大、2万人負傷 2023年02月07日 16時23分

【アダナ(トルコ)時事】トルコで6日未明に起きた強い地震で大きな被害が出たトルコ南部・南東部やシリア北部では、7日も捜索活動が続いた。AFP通信によると、両国合わせて5000人以上の死亡が確認された。また、負傷者は2万人を超えた。
トルコのエルドアン大統領は7日、テレビ演説し、大地震被災地の10県に3カ月間の非常事態を宣言した。救援・復旧で「作業を迅速に行えるようにするためだ」と国民に理解を求めた。
日本人の被害について、在トルコ日本大使館は7日、これまでのところ情報はないと明らかにした。6日に日本を出発した国際緊急援助隊・救助チームは7日にイスタンブール入り。被害が特に大きいトルコ南部カフラマンマラシュ県で活動を行う方向で現地当局との調整が進められている。
トルコでの死者は3703人に達し、シリアでは少なくとも1712人が死亡した。両国で数千棟の建物が倒壊し、今も多くの人ががれきの下敷きになっている。エルドアン大統領は6日、甚大な被害が出ていることを受け「12日まで7日間の服喪」を宣言していた。
その他の写真


