行政安全相を弾劾訴追へ=雑踏事故の責任問う―韓国最大野党 2023年02月06日 15時51分

ソウル・梨泰院の雑踏事故現場を検証する警察官ら=2022年11月(EPA時事)
ソウル・梨泰院の雑踏事故現場を検証する警察官ら=2022年11月(EPA時事)

 【ソウル時事】韓国最大野党「共に民主党」などは6日、ソウル・梨泰院で昨年10月に起きた大規模雑踏事故の責任を問い、消防や警察を所管する李祥敏・行政安全相の弾劾訴追案を国会に提出した。同党は国会で多数を占めており、8日に可決される見通し。その後憲法裁判所が弾劾の可否を判断する。
 共に民主党は「憲法、法律上の違反行為は著しく、その結果多くの国民の命が犠牲になった」と強調した。弾劾訴追されれば、憲法裁の決定が出るまで李氏は職務停止となる。ただ、李氏の法的責任が認められるかは不透明。憲法裁で退けられれば、逆に同党が打撃を受けかねない。 

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