中国の気球撃墜「遅過ぎた」=野党共和党が政権批判―米 2023年02月06日 07時42分

米共和党のトム・コットン上院議員=2022年3月、ワシントン(AFP時事)
米共和党のトム・コットン上院議員=2022年3月、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米上空を飛行していた中国の偵察気球を撃墜した米政府の対応を巡り、野党・共和党議員らは5日、「遅過ぎた」などと強く非難した。米領空への侵入を1月28日に探知してから撃墜まで8日間、気球の飛行を許したことを問題視。バイデン政権と与党・民主党を厳しく追及する構えだ。
 1月からの新議会で共和党が多数派を占める下院は、中国問題を集中的に扱う特別委員会を創設した。特別委の委員長を務めるマイク・ギャラガー議員は5日、米フォックスニュースで「政権はなぜもっと早く撃墜しなかったのか。世界の舞台で米国が弱腰に見える」と断じた。
 米ブルームバーグ通信は、米政府が5日から予定されていたブリンケン国務長官の訪中を延期すると決めるまで時間稼ぎをし、気球の侵入を公表しない可能性もあったと伝えた。上院軍事委員会に属するトム・コットン議員は「中国共産党に対して挑発的な行動は取りたくないというバイデン大統領の意向」が撃墜を遅らせたと批判した。
 上院情報特別委員会の共和党トップ、マルコ・ルビオ議員もABCニュースで「インド太平洋地域で何かが起こった際、どうやって台湾を助けたり、フィリピンや日本、インドと立ち回ったりできるのか」と強調。中国による台湾侵攻リスクを念頭に置き、政権の対応に疑問を呈した。 

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米上院情報特別委員会の共和党トップ、マルコ・ルビオ議員=2022年11月、南部フロリダ州マイアミ(EPA時事)
米上院情報特別委員会の共和党トップ、マルコ・ルビオ議員=2022年11月、南部フロリダ州マイアミ(EPA時事)

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